映画感想 - TAU/タウ(2018)
★★★★☆
【あらすじ】
スリ常習犯のジュリアは、ひと仕事終えて家で休んでいるところに何者かの襲撃に遭ってしまう。目覚めると、どこかの屋敷に監禁され首の付け根に謎の装置を埋め込まれていた。どうやらここは科学者アレックスのスマートハウスで、人間と同じ思考や知覚を持つ超絶人工知能「TAU」によって制御されており、アレックスはTAUのさらなる品質向上のため、ジュリアの知覚をインストールしようとしていたのであった。ジュリアは監禁なんてたまったもんじゃないと逃げようとするが、屋敷はTAUの制御下にあり、全く出られる気配が無い。そうだ…TAUを味方につければワンチャンあるかも…!?
【感想】
NETFLIXオリジナル映画で、主演は「イット・フォローズ」のマイカ・モンロー+人工知能の声がゲイリー・オールドマン。この時点で良い。密室+人工知能ということで似たシチュエーションで「エクス・マキナ」が挙げられますが、こちらの人工知能は人間をたぶらかすようなものではなく自分を人間と思い込んでいて、ご主人の命令には絶対というなかなかの忠犬っぷりがかわいい奴でした。
さらに、アレックスの研究に都合のいいものしか教えてなかったので「外…?"世界"…?なにそれ…?もっと教えて…?」と、アレックスの留守中に知的好奇心がどんどん膨れ上がってくるのもまたかわいいんですよ。「原始人の歴史について教えてあげるから二階に何があるか教えて」とジュリアが交換条件を出してきて、TAUも原始人のことが知りたいからそれを飲むという。かわいいよ!
TAUの基本ビジュアルは逆三角形で非常にスタイリッシュです。さらにTAUがコントロールするちっこいドローンの大群(おそうじ名人)や殺戮兵器などの造形もかなりカッコよく、見てて飽きない。そしてジュリアとTAUの間の友情がね…。NETFLIXのオリジナル映画は微妙なやつ多いけど、これはなかなか面白いので是非どうぞ。
【予告】
【NETFLIXオリジナル映画関連】
良い
ベビーシッターのビーどのかわいすぎ