映画感想 - フッド:ザ・ビギニング(2018)
フッド:ザ・ビギニング
★★★☆☆
【あらすじ】
英国の領主ロビン・ロクスリーは何不自由なく暮らしていたのだが、徴兵により十字軍の兵士として4年戦地にいる間、屋敷、財産、恋人、全てを失ってしまった。せっかく生きて帰ってきたのにそんなアホな〜。しかし彼はこの街の政府が腐りきっていることに気付き、金持ちから金を奪って貧者に分け与える正義の義賊ロビン・フッドとして民衆を導いていく…な話
【感想】
あのロビン・フッド誕生を描いた歴史アクション。タロン・エガートンとジェイミー・フォックスが出ています。映画を愛し、映画に愛されてるので試写会で。いつもありがとう…。ロビン・フッド、たびたび映画化されてますけど日本人(というか俺)には「子供の頭に乗せたリンゴを射る奴」っていう印象しかない……と思ったら、それウィリアム・テルでした。今調べるまで完全に勘違いしてました。あやうく恥かくところだった…。でもそっちも結局何した人?って感じですが…
それはさておき、こちらはめちゃめちゃお金をかけてほぼ完璧に再現された中世英国の建物、衣装、小道具、装飾、生活その他世界観はとても素晴らしく、その中で民衆を虐げる愚かな政府の奴らに立ち向かうため弓矢を放って立ち上がるロビン・フッドの八面六臂の大活躍、実に分かりやすい歴史エンタメアクション〜って感じで楽しかったですね。タロン・エガートンはキングスマンの時みたいな何でもありのスパイグッズではなく華麗な弓さばきで敵を正確無比に討ち取る姿はカッコイイ!何でもできるな。ジェイミー・フォックス演じるジョンもかつてのロビンとの因縁を経てバディとして共に戦う展開も熱い!鉱山を馬車で駆け回るバトルや一致団結して悪を討つクライマックスは大迫力!
疲れがたまっていたせいと割と単純な話なので少しだけウトウトしてしまいましたが、ロビン・フッドのことがシッカリと分かって知識の幅が広がったり、宗教や信仰に関する価値観も現代とは違ったりして、現代との差がなかなか興味深いやつでした