映画感想 - ポラロイド(2017)
ポラロイド
★★★★☆
【あらすじ】
地味で根暗な写真少女バードはアンティーク店で古いポラロイドカメラを入手する。しかしそのカメラで撮った人は順番に殺されるという謎の呪いに縛られていた!バードはそんなことを知らずに参加したアメリカのベタなホームパーティーで4人の男女を撮ってあげたが運の尽き。次第に一人、また一人と死んでしまう!果たしてこの呪いを解くことはできるのか?な話
【感想】
「写真に写った人から順番に死ぬ」という超超超ベタなストーリーラインながら、個人的な思いとしてはホラー映画の定石の全てが詰まりつつそのどれもが高いクオリティでたたみかけて来てくれて、さらになかなかひねりを効かせたシナリオと、まさに「最先端のホラーの教科書」って感じでめちゃ満足しました。チャイルドプレイと同じ監督なんだけど、あれと比べると「やれば出来んじゃん!」っていう感じも良い!
ビックリ音でビビらす(こういうベタなタイプのホラーはビビらせてくれていい)、闇でビビらす、光でもビビらす、タイミングでビビらす、ガッカリしないお化けのビジュアル&登場でビビらす、呪われたカメラの真相をあえてどっちか分からないようにぼやかして深みを出す、「キュィィーーーン」という無機質なポラロイドの放つ音も不気味、登場人物がみんなそこまでバカな行動をとらない、など、痒いところに手が届いて不審な点がほぼ無いのもポイント高いです!
なのに何でこんなに平均点数低いんだ!お化けとの戦いだって、お化けは最強無敵ではなくちゃんと理にかなった弱点があって、それを推理して解き明かしていく理詰めの展開もすげー良くて総合的に見てこんなに面白いのにさ〜!ねえ〜!
【予告】