映画感想 - イグジスツ 遭遇(2015)
★★★★☆
【あらすじ】
若者たちが森の奥でドンチャン騒ぎをしていたら、世界最大の未確認生物「ビッグフット」に遭遇してしまい、片っ端からぶち殺される話。しかしこいつらが狙われるのは、理由があった…。
【感想】
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」でPOV手法という概念を一気にメジャーなジャンルに押し上げたエドゥアルド・サンチェス監督の最新作で森のなかに潜むビッグフットに人々がなす術なく殺されていく話。テンポのよい展開、GoProを駆使して臨場感と緊迫感にあふれた映像作りはなかなか見応えあり。ビッグフットも全速力で走るマウンテンバイクに追いつくわキャンピングカーを崖から突き落とすわ一定の距離を保って出方をうかがう知性があるわで、マジで強すぎ。こんな奴に森であったらもう死ぬしかないと思わせるインパクトは十分あったよ。
よくあるPOVホラーでは、人間たちはUMAに理由なく何も分からないまま殺されて終わってしまうことがあるんだけど、今作ではビッグフットが何故この若者を執拗に狙うのかが最後に明確に提示されのがちゃんとしてて良かったな。そりゃ狙うよね、みたいな。
あと↑こんな感じでかなりしっかり映像におさめてくれるのも視聴者に易しい作りになっています。その辺りの起承転結もシッカリしててさすがPOVの巨匠って感じだったな。まあそこまで突出して面白いかっていったらまあ普通だけど…。
【予告】