映画感想 - トライアングル（2009）
★★★★★
【あらすじ】
自閉症の息子を持つノイローゼ気味のシングルマザーのジェスがたまの息抜きに友達5人とボートでバカンスに出かけたんだけど、突然の大嵐で船が転覆。ひっくり返ったボートの上で助けを求めていたら運良く巨大な客船が通りかかったので、 急いで乗り込むことに。
でも大きさの割に全く人が乗っていなくてうっすらと人の気配が感じ取れる程度…。そんな感じで変な客船内を調べているうちに、何故か潜んでいた殺人鬼にジェス以外みんな殺されてしまう！死に物狂いで抵抗したらなんとか追い詰めたけど、「全員殺したら戻れるぞ！」という謎の言葉を残して殺人鬼は海に消える。
で、何とか撃退した…と思ったら、しばらくして海上に目をやると「ひっくり返ったボートの上で助けを求める自分達」がいた…！無限ループにはまってる〜！どうしよう〜！！！！という話。
【感想】
タイムトラベル映画のオススメ記事で紹介されてた中で、全く知らなかったのでネットの評判もそこそこに見てみた。結果、めっちゃおもしれ〜〜〜〜〜〜無限ループものといえば同じ1日が永遠に繰り返される「恋はデジャ・ブ」やら、事故が起こった8分間をめちゃくちゃループする「ミッション8ミニッツ」といった有名どころがあったけど、こちらは知名度はそんなに高くないものの全く毛色の違うサスペンスてんこ盛りの無限ループものに仕上がっててめちゃめちゃ良かったな〜。無限ループしてることに気づく辺りから異常に面白くなっていって、あとはもう面白さの倍々ゲームでした。オープニングクレジットの5分間ですでに伏線が死ぬほど張り巡らされていることに気づかずボケーっと見てたので、これからご覧になる皆様におかれましては冒頭のシーンをしっかり記憶してからご鑑賞することをおすすめします。
「仲間を全員殺すことでループから抜けることができる」っていう動機付けがちょっとよく分からなかったけど、細かいセリフや船の名前にもヒントが散りばめられていて、よく作りこまれてるな〜〜と感心しまくり。たまたま予備知識全く無し・「タイムトラベルもの」という一点だけ知った状態で見たので大興奮だったけど、2009年公開ということもあってそこら辺にネタバレが転がっており、amazonとかの商品ページを見てみるといきなりレビュー欄に盛大なネタバレが書いてあるので、その辺りの魔の手を回避して見てほしいもんです。夢オチ妄想オチにせずにしっかりと救いの無い無限ループ地獄をこれでもかと見せつけられる後味の悪い展開で、自分がこのループにハマったら「嫌だな嫌だな〜と思うだろうな〜」と思いました（頭の悪い感想）。
ついでにもっと頭の悪いことを言いますと、主演のメリッサ・ジョージさん、おっぱいがメチャクチャにけしからんのでそれもまた最高でした。あわせてご確認くださいませ。敬具。
【予告】
