映画感想 - コワイ女(2006)
コワイ女
★★☆☆☆
【あらすじ】
「怖い女」が登場する、3つのオムニバスホラー。
1:カタカタ
とあるOLが、恋人の元妻に執拗に追いかけられて、あたしが一体何したっていうの〜!な話。中越典子が突然ストーカーみたいな赤い服を着た女に追い掛け回されるんだけど、その女の造形が怖すぎ!序盤は特殊メイクしてないのに鬼気迫る表情で背筋が凍りついて気付いたら後ろにいる、天井に張り付いてる、笑いながら追いかけてくる、などとにかく中越典子をめちゃくちゃに追い回す勢いがすごかった。終盤の展開は詰め込み過ぎて全く整合性合ってなかったけど、まあいいか…。
2:鋼
無口で気弱な青年・関口はあるひ職場の上司から「妹とデートしてやってくれ」と頼まれる。渋々承諾して会ってみたが、何とその妹は「鋼」という名前で、上半身をズタ袋で包まれた女だった…!鋼ちゃんのビジュアルに死ぬほど強烈なインパクトがあって終始釘付けになること請け合いの超傑作ホラー。正直この「鋼」だけを目当てに見てもらいたいぐらい、最高です。怖さももちろんあるけど、それよりも何よりも、余りにも鋼ちゃんがシュール過ぎる…。
靴をぴちゃぴちゃ濡らす鋼ちゃん
流される鋼ちゃん
何なんだよ!このズタ袋の中身は明かされることは無いけど、それを唯一知っている上司役に何故か香川照之で、得体の知れない怖さが表現されておった。さすがの一言。その他にも様々なスキルをもった鋼ちゃん、気持ち悪いけどクセになる!いずれ絶対見てください。これだけでいいから…。
3:うけつぐもの
離婚して実家に戻ってきた母と息子。しかしどんどんお母さんの様子がおかしくなっていく…。という話らしいんだけど、「鋼」を見た後にあと一話見る体力と気力とテンションが残ってなかったので、かなり適当に流し見してしまいました。結果、ほとんど覚えておりません。すいません。
総合的にみて、やはり「鋼」が最高過ぎるので、死ぬ前に一度は見てください。予告編は無かった。