映画感想 - ジグソウ:ソウ・レガシー(2017)
ジグソウ:ソウ・レガシー
★★★★★
【あらすじ】
目の部分をくりぬかれたバケツを頭からかぶり、鎖につながれた5人の男女。壁の向こうには丸鋸の刃…。一方、とある公園の真ん中で、バケツを頭からかぶった死体が発見される。この死体とゲームの共通点とは何なのか、ハロルド刑事が追う。ジグソウによる新たなゲームが始まる!
【感想】
2004年に衝撃的な結末でめちゃめちゃ話題になった「ソウ」、「いつまでやるの?」「もういいよ!」と思われながらも強気に7作やって、さらにその7年後の2017年に新シリーズが始まるなんて、誰が想像しました?でもこういう状況で、嫌でもハードルは上がりまくる中でミラクルパワー(試写会)で見させてもらったんですが、全シリーズ余すところなく見て全ゲームをしっかり記録したまとめページも作ったほどの私すらも、アッパレアッパレ…と言わせてしまう素晴らしいストーリーテリングでした。本物のアッパレ。
生みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルが完全に手が離れた中でメガホンをとったのはスピエリッグ兄弟。前作「プリデスティネーション」があまりにも凄まじいタイムトラベルSFだったのでもしかしたら面白くしてくれるかも…と思ったら、素晴らしい脚本家にめぐりあえたおかげか、魂込めて作ったのがひしひしと伝わりました。相当プレッシャーあると思うけど、それを跳ね除けるだけの面白さがありましたよマジで。ネタバレをするのは野暮なので、とにかく全シリーズ見た人こそ見て欲しいし、途中まで見た・見たことない人も絶対に楽しめるサイコスリラーの傑作だなと思います。グロ描写はもちろんありまくるのでその辺りの耐性がないとダメだけど…。
最後のゲームの死に様、今までのシリーズの全てを振り返ってみてもベスト1か2に入るほど凄まじいものだった…。是非その眼(まなこ)で確かめていただきたいです。
【予告】