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映画感想 - デーモン・インサイド(2018)

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デーモン・インサイド

★★★★☆

 

【あらすじ】

レズカップルのジュールズとジャッキーは結婚1周年記念に山奥の別荘を訪れ休暇を楽しんでいた。山道を散歩している二人だったが、突然ジュールズが崖から突き落とされる!なんとジャッキーは完全なるサイコ女で、ジュールズを殺すつもりでここに連れ出したのだ!一命を取りとめたが、追撃は終わらない…逃げなければ!な話

 

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【感想】

コリン・ミニハン監督といえばパワー系お化け屋敷ホラー「グレイヴ・エンカウンターズ」、ガチ誘拐宇宙人ホラー「エクストラ・テレストリアル」、女1人対ゾンビ1人のタイマンゾンビホラー「サンズ・オブ・ザ・デッド」などなど、王道ジャンルに二〜三捻り加えた突飛な脚本がかなり評価されてる気鋭の若手監督。今作は「山奥の別荘」という分かりやすい舞台で「サイコパス女に狙われる女」というベタといえばベタな状況。ここからどう転がるかと思ってたら、これまた最後まで何段階も予想を裏切ってくる強烈な展開が楽しかった!この監督、やはり良い!

 

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女同士の一対一の戦いながら、崖から突き落として本性が発覚した後フルスロットルで展開するかと思いきや、一度ジュールズが「平穏を装わなければならない状況」に陥ってしまうのが予想を裏切ってきて良かったな〜。さらに過去のラブラブだった頃と現在を交錯させて裏切りのショックを何倍も高めたり、ハッとさせる展開に加えたこだわりの演出もかなり斬新でした。そこからもテンションの上がる終盤の畳み掛けも素晴らしかったです

 

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悲劇のヒロインのジュールズはコリン監督作常連のブリタニー・アレンで、ショートカットで初手でいきなりボロボロにされながらも頑張ってる姿は最高。たまにモデルの佐藤栞里に見えなくもないのも良い。サイコ女のハナー・エミリー・アンダーソンも出演作は少ないけどインパクトバッチリ!少し行動原理に疑問が残る展開は多いけどあまり気にせず楽しめばよいかと。前述の過去作もかなり良いのでこれと合わせてどうぞ!

 

【予告】