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映画感想 - 屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2018)

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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

1970年〜1975年の間に4人の娼婦(とは名ばかりの酒浸りド底辺くそばばあ)を殺して解体して屋根裏部屋の奥に隠していた、完全に目がイッちゃってるやべー連続殺人鬼フリッツ・ホンカの話

 

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【感想】

まず、自分の中の常識では考えられないほどの掃き溜めが集まるスラム街の描写がやばすぎて引いちゃう!バー「ゴールデングローブ」に集まる人間、み〜んな生気を失って一日中タバコをバカバカ吸って酒を飲みまくり、一度おごられたら誰にでも股を開くこの倫理観と道徳観の無さ!最低最悪超劣悪な環境で繰り広げられる、さらなる弱者によるえげつない行為!劣等感から暴発する無計画な殺人衝動と行き場のない怒り!ここまで来ると、これほどまでに狂った日常生活を淡々と描き出すこの映画自体、いったい何!?って感じで強烈なインパクトがありました。全てが嫌すぎる…!

 

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残虐描写はそこまでないんだけど、フリッツ・ホンカの顔(イケメン俳優を特殊メイクでぐちゃぐちゃな顔にしてるらしい)、悪臭がここまで来そうな部屋の汚さ、被害者の救われなさ、バーの最悪な人間達、ボカシのないチンチン、非モテの見てらんない最悪なアプローチ、世の中のルールが無いようにすら見える地獄みたいな風景でかなり滅入ってしまったな…。逆にグロ描写無くてよかった!もう十分嫌だ!!と心の中で叫んでました。そんな感じで1秒ごとに最悪が積み重なっていくのでオススメはしませんが、自分の中の価値観が揺さぶられるような凄まじきパッションを感じました。敬具

 

【予告】