にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - マングラー(1995)

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マングラー

★★★☆☆

 

【あらすじ】

ブルーリボン洗濯工場に超巨大プレス機が設置されていた。ある日、そこで働く16歳の少女シェリーが流血事故を起こしプレス機が血を吸ってしまう。以降、血の味を覚えてしまったプレス機はまずババアを食い殺し、以降もさまざまな人を襲うようになってしまった!くたびれた刑事ハントンは殺人プレス機について調査を行うが、その裏に潜むものは…?な話

 

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【あらすじ】

ネトフリで「あなたへのオススメ」として以前からずっと出てきており、その狂ったあらすじがどうにも気になって気になって、ついに根負けして見てみました。く、く、くだらね〜!いや良い意味で。めちゃくちゃわざとらしくプレス機に引き込まれてしまうシーンが何回も出てきて、その度に笑っちゃった。ていうかそもそもこのプレス機、何?みたいなところもありつつ、プレス機に食い殺されるグロシーンは古き良きホラーって感じで実に良かったです

 

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プレス機の餌食になる人や影で牛耳る権力者など、強烈なインパクトを残す癖しかない登場人物(勝手に血を吐いて死んだジジイは死ななくていよくないか?)も魅力的で、さらに悪魔や人間の業などが浮き彫りになる重めのストーリーも相まって、振り返るとそれなりに見応えはありましたね。さすがスティーブン・キング原作…。トータル「結局なんなんだよ」という結論ではあるけど、話のタネとして見ておいて損は無いと思います。ネトフリのオススメ、間違いがない

 

【予告】

映画感想 - オーヴァーロード(2018)

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オーヴァーロード

★★★★☆

 

【あらすじ】

第二次世界大戦真っ只中、連合軍はドイツ占領下であるフランス郊外の村の教会に建てられた妨害電波塔を破壊するミッションを遂行する。敵の激しい攻撃をかいくぐって何とか上陸したボイス二等兵は超絶的な運の良さで偶然教会に入り込むのだが、そこの地下はナチスドイツの科学者がやばすぎる生物兵器を生成する人体実験場だった!そんなアホな〜!な話

 

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【感想】

ナチスドイツ×人体実験=超生命体」というこすられたB級設定も、J・J・エイブラハムズが製作に入って大胆に予算をかけると、めちゃめちゃ面白くなる!!すごい!序盤、地上からの信じられない爆撃を受けながら何とか輸送機からパラシュートで降下する見たこともない凄まじい決死のシーンから心を掴まれ、そこからボイス二等兵、フォード伍長、カメラマンのチェイス、スナイパーのティベットなど分かりやすいキャラクター説明描写を差し込んで、ナチスドイツが作り出した謎の地下実験場と人間に不死身の超パワーを与える血清ドーン!

 

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みたいな感じで前半は重厚な戦争アクション→後半は少年漫画のような分かりやすいクリーチャーパニックという感じながら必然的な流れによってあれよあれよと転がっていく構成は見どころだらけでしたね。多少のご都合主義とボイス二等兵のありえないほどの運の良さはご愛嬌…。ラスボス的立ち位置の奴も、そうなっていく理由と経緯をめちゃくちゃ丁寧に描写することで唐突感を無くしてくれて、最終的に「ついに対決や!!うおおおお!!」というアゲな気分にさせてくれるのも良い…と思いました。長回しのシーンも驚異的!

 

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そんな感じでなかなかオススメです。戦争が舞台だからなのか、ジジイの客がめちゃ多かったな

 

【予告】

映画感想 - ラ・ヨローナ 〜泣く女〜(2019)

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ラ・ヨローナ 〜泣く女〜

★★★☆☆

 

【あらすじ】

ケースワーカーのアンナはとある家族の母親が兄弟を監禁しているという疑いがあると聞き、自宅まで赴き解放してあげる。しかしその母親は恐ろしい悪霊ラ・ヨローナに呪われた子どもたちを守るためにしていたことだった。やがてその呪いはアンナの二人の子どもクリスとサムにも飛び火してしまい、水場に引きずりこむラ・ヨローナに苦しめられる。助けて〜!な話

 

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【感想】

製作ジェームズ・ワンによるドドドド直球な王道ホラー。薄暗い廊下!鏡!水場!すすり泣く女の声!そして黒い涙を流す女悪霊!ホラーの定石にピッタリのっとった緊張&緩和のビックリ演出!シンプルに怖い!!なんか久々にこういう分かりやす〜いホラーを見たなという満足感はありました。舞台は1970年代のLAながらラ・ヨローナの出どころは中南米メキシコで、この「ラテン系・スパニッシュ系のノリ」と「オカルトホラー」の相性は良い!アンナを助けてくれる元神父もはみ出し者の呪術医という胡散臭い設定も相まってこの世界観を強めてくれてましたね

 

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あと死霊館ユニバースの一部なのでシリーズ常連のペレス神父が出てきたり(覚えてなかったけど)、死霊人形アナベルが一瞬カメオ出演するというサービス精神も旺盛。噂では「チャイルド・プレイ」ともコラボするという説もあるらしい…ますます今後の展開が楽しみだな〜。まあ、ただ王道なホラーを突き進むあまり、予想や期待を裏切る感じではなかったところはあったかな。あとクリスとサムはさておき、その前に呪われてた兄弟がどういう経緯でラ・ヨローナに目をつけられてしまったのか気になる…

 

【予告】

映画感想 - 特捜部Q カルテ番号64(2018)

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特捜部Q カルテ番号64

★★★★★

 

【あらすじ】

アサドがあと1週間で異動することになった特捜部Q。しかしカールは5年連れ添った最高の相棒にすら心を開かずいつも通りのそっけなさ。そんな中、体液と臓器を抜かれ、テーブルを囲んだ状態にされた上で部屋の扉を埋められて12年間放置されたミイラ死体が3体も発見された!やばすぎる!行けッ!特捜部Q!わずかな手がかりから事件を解決に導け!な話

 

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【感想】

無愛想で不器用だけど熱い男とポジティブでめちゃめちゃ良い人のバディが繰り広げる北欧のミステリーシリーズ。4作目ですが、ちょっとこれ最高に面白かったですよ!今回はアサド異動まであと1週間というけっこうショックなタイムリミットが迫る中コペンハーゲンを揺るがす凄惨極まる難事件に直面するんですが、これがま〜凄まじすぎる!!そもそもこのシリーズのあるあるとして、「狭い空間に監禁して15年かけて少しずつ気圧を下げていく」とか、「己の狂った信仰のために子どもを誘拐して殺しまくる」みたいな「犯人が外道」というところがあるんだけど、今作の犯人………今までの奴らが可愛く見えてくるほどの最も純粋なる悪!!人間の皮をかぶった鬼畜悪魔!!バチアタリくそかす人間!!ド外道・オブ・ザ・イヤー2018受賞!!という感じの奴でした。見てて本当に気分が悪くなって一時停止して深呼吸してしまうほど…

 

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そして単純にミイラ化死体事件の謎を追うだけでなく、その裏にある非行少女だけを閉じ込める収容所にまつわる50年前から現代にまでつながる闇や、女性のアイデンティティを奪ってしまう狂った思想を持った組織も絡んできて、Qの手に負えるの…?と言うほどにシリーズ屈指のスケールで緊張感は極限MAX。正義と悪の境界線は一体どこなのか?という概念を揺さぶってくる巧みなストーリー展開には本当にお見事と言わざるを得なくて、かなりの陰鬱さではあるもののめちゃめちゃな面白さでした。しかもこれを最後にアサドが去ってしまうのにカールが一切引き止めず、むしろ突き放すという焦りもプラスされて、片時も目が離せない…!

 

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これ単品で見てもいいけど、やっぱりシリーズを追うごとにどんどん深みを増してくるカールとアサドの関係性の良さと、過去作が霞むほどの真の外道なので前3作を見てから締めくくり的に見た方がオススメかと思われます。かなり地味なシリーズだけどこれはもっとファン増えて欲しいな〜〜〜!

 

【予告】

 

【前作】

映画感想 - 名探偵ピカチュウ(2019)

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名探偵ピカチュウ

★★★★☆

 

【あらすじ】

孤独でしがない会社員のティム青年はある日音信不通だった父親で探偵のハリーが死亡したという知らせが届く。しかしその死の裏には何かがあると察したティムはハリーの自宅で死の原因を探るが、そこにいたのはハリーのパートナーポケモンピカチュウだった!ピカチュウはティムを新たなパートナーにし、ハリー死亡事件のナゾを解くのであった…な話

 

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【感想】

公開前からもふもふのピカチュウが話題になっててたので見ました。ストーリーはピカチュウとの掛け合いが痛快で実に単純明快。こういう陽気な奴に振り回されるバディムービーはハズレ無し。しかも一方が世界的にkawaiiピカチュウだからなおさらだ!探偵ハリーの死にまつわる謎を追って真相が少しずつ明らかになって二転三転する展開はありつつも、ファミリーで観れることもあり無茶苦茶分かりやすかったですね。でもそこはあんまり問題じゃなくてやっぱりポケモンがリアルな造形で自然や街に溶け込んでる様子が最高なんですよ!ピカチュウをはじめ、赤緑時代のポケモンから知らんポケモンまで画面いっぱいに登場するこの感じ!「ポケモンもついにここまで来たか…」と謎の誇らしい気持ちになりましたね

 

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さらにピカチュウの声がライアン・レイノルズというチョイス!ピカチュウって可愛さにステータス全振りしてるけど、こうやってもふもふにして渋い声でまくしたてるという新しい要素を付け足すことで今まで以上にかわいさが際立っていて良かったです。一緒に歩く、肩に乗る、しおしおになる、でんきタイプの技を出す、ずぶ濡れになる、全てがかわいい…まさにゴールデンウィークにピッタリの映画。ご家族でどうぞ

 

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チャイルドシートに乗るピカチュウ、かわいい

 

【予告】

映画感想 - ニンジャバットマン(2018)

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ニンジャバットマン

★★★★☆

 

【あらすじ】

うっかり江戸時代の日本にタイムスリップしてしまったバットマン!しかしそこでは2年先に来ていたジョーカー、ペンギン、ポイズンアイビー、デスストロークトゥーフェイスによる天下分け目の大決戦が行われていた。歴史を改変しないためにロビン達や現地のニンジャ軍団の力を借りて、ヴィランをまとめて捕まえてゴッサムシティに連れて帰らなければ!な話

 

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【感想】

見たいと思いつつスルーしてて、気がついたらネトフリに入ってたので鑑賞。あまりにも全てが無茶苦茶過ぎる!!けど、そんな細かいことは誰も気にせずに「熱血」だけで完成させたような出来映えに、笑わずにはいられませんでしたね…このテンションを維持させるのは凄い!さすがグレンラガン中島かずき脚本!おなじみのキャラクターに和のテイストを取り込んだクールジャパンなビジュアルに時代考証を完全無視した奇想天外な展開、「あれ?俺ロボットアニメに見てたかな?」と錯覚してしまう爆笑必至な終盤戦、そしてバットマンとジョーカーの一騎打ち!初めから終わりまで100億の熱血が駆け巡る!!

 

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おなじみの奴から全然知らん奴まであらゆるキャラクターを登場させながら全員に強烈なインパクトを残して、誰一人欠けても成立しない凄みもありつつ、初見のキャラについて興味が出てバットマンの世界にさらに深入りしてしまいそうな設計も良かったですね。あのゴリラとかなんなんだよ、みたいな…。そんな感じでまさに世界に誇れるジャパニメーション!しかも体感では2時間ぐらいに感じたのに85分しかないという潔さ!何も予定の無い連休にピッタリですね…

 

【予告】

映画感想 - ショーシャンクの空に(1994)

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ショーシャンクの空に

★★★★★

 

【あらすじ】

みんな知ってるね?

 

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【感想】

大昔に見たことあるものの感想記事を書いてなかったので、平成最後の日に再鑑賞。まさに今日という日にふさわしい、令和に持っていきたい大傑作!どれほど腐っても絶望や理不尽な事実しかなくても、決して希望を捨てずにまっすぐ前を見据え続けたアンディーの強い眼差しは本当に色褪せない凄まじさがありますね…。看守や所長の懐に入り込み長年経理の手助けをすることすら脱獄計画の一部に取り込んでしまう緻密さと、それまでの嫌さを全てを帳消しにしてくれるほど完璧で美しいラストシーン!お見事!

 

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あらすじ以外ほとんど忘れてたので、まさかトータル40年以上月日が流れてたとは思わず、塀の中で過ごすレッドの40年とその後の仮釈放でいきなりシャバに放り出された時の虚無感は想像できないほどの恐ろしさだな…と思いましたね。自分なら迷わずブルックスじいさんと同じことしてるけど、自分だけでなく他人にすら一筋の希望を与えてくれるのがアンディー…アッパレ過ぎる…。そして屋上で飲むビール、大音量で刑務所中に流れる「フィガロの結婚」、全身で恵みの雨を受けるアンディー、大きなカシの木、ジワタネホの美しい海、忘れられない名シーンのオンパレード!最高や!

 

【予告】

映画感想 - アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)

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アベンジャーズ/エンドゲーム

★×100億

 

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以下、ヒーロー達一人一人に感謝いたします

 

ありがとう、アイアンマン…
ありがとう、キャプテン・アメリカ
ありがとう、マイティ・ソー
ありがとう、ハルク…
ありがとう、ブラック・ウィドウ…
ありがとう、ホークアイ
ありがとう、スカーレット・ウィッチ…
ありがとう、ヴィジョン…
ありがとう、ウォーマシン…
ありがとう、ファルコン…
ありがとう、ウィンターソルジャー…
ありがとう、ヴァルキリー…
ありがとう、スターロード…
ありがとう、ロケット…
ありがとう、グルート…
ありがとう、ドラックス…
ありがとう、ガモーラ…
ありがとう、ネビュラ…
ありがとう、マンティス…
ありがとう、ドクター・ストレンジ
ありがとう、スパイダーマン
ありがとう、ブラックパンサー
ありがとう、アントマン
ありがとう、ワスプ…
ありがとう、キャプテン・マーベル
ありがとう、ペッパー・ポッツ…
ありがとう、スタン・リー…

 

ありがとう、アベンジャーズ…。「映画」という概念が生まれて以来の最高傑作…

映画感想 - 108時間(2018)

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108時間

★★★☆☆

 

【あらすじ】

舞台女優ビアンカは新たな革新的舞台の主役のオファーを受ける。なんでもその舞台演出は出演者に実際に108時間眠らない断眠により精神世界の向こう側を体験・別人格が憑依など、演技を超えたものを見せる…というものらしい。半信半疑ながらチャレンジを始めるビアンカだが、やがて幻覚に悩まされていく。果たして108時間の断眠の向こうにあるものは…?

 

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【感想】

ここ数日ゲームに熱中してしまって映画を見る時間が減ってしまったけど、久々に未体験ゾーン枠で見逃したやつをオンラインシアターにて。これ、もっと眠れなくて発狂したりするもんだと思いきや、みんなめちゃくちゃ眠気の耐性が強くて眠い素ぶりが全く見えなかったのがちょっと凄かったな。対して見てる自分の眠気が反比例して襲いかかってきてしまうという…ZZZ

 

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そんなこともありつつも、かつて108時間眠らない実験をしたことで精神に異常をきたした人々が収容されていた精神病院跡地を演劇の舞台として使い、ビアンカ達がその人々を追体験(=憑依)させることで見えてくる新しい世界、それを長年研究して行き着いた狂気の演出家アルマを通して展開する現実と虚構・演技とリアルが入り混じるストーリーはなかなか複雑なものの、108時間を超えた先にある世界はそれまでの伏線を剛力で収束させる勢いがあり、眠気はしっかりとぶっ飛ばされました。最後の最後まで現実と幻覚の区別がつかない含みを持たせた終わり方も良い

 

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ちなみに演出家アルマは「ロスト・ボディ」で霊安室から消える綺麗なババアのベレン・ルエダビアンカの共演者セシリアは「シークレット・ヴォイス」で映画史上最低最悪なゲボ娘を演じたナタリア・デ・モリーナなど、スペイン映画を見ていたらアッと思うキャストが揃ってます。主役のビアンカ役のエヴァ・デ・ドミニシさんも整った顔+途中でいきなりショートカットになること(しかもそっちのが似合う)を除いては違和感なくハマっていて良かったですね

 

【予告】

映画感想 - フレイルティー/妄執(2001)

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フレイルティー/妄執

★★★★★

 

【あらすじ】

「神の手」と呼ばれる犯人による連続殺人事件を追うドイル捜査官の元に、とある男が現れる。その男によると「神の手、実は俺の弟やねん。でも自殺してもーた」とのこと。彼の話を静かに聞くと、どうやら幼少期に父親が突然頭がおかしくなって洗脳されかけたことが原因の一端らしい。果たして過去に何があったのか…?な話

 

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【感想】

同僚が「テイク・シェルター」と並んで「親父が狂ってる映画のオススメ」として教えてもらったやつでして、これはオススメするだけあって…おっっっ、おもっっおもろいっ!恥ずかしながら全く存在を知らなかったんですが、この父親の「理由無き狂い」が心底ゾッと背筋を凍らせてくれる嫌さを突き詰めてて、さらに分かりやすいストーリーも相まってグイグイ引き込まれていきました。やばすぎる!!

 

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ビル・パクストン演じる父親が、温厚で優しかったのにいきなり天から「人間に化けた悪魔を滅ぼせ。これがその名簿」という啓示を受けて「俺たち家族は天から選ばれた使いだ!」と人殺しをしまくって、幼い息子たちもこの狂父(クルイチチ)に抗うことが出来ずガタガタ震えながら殺人に加担してしまうという…このいきなり崩れ去る日常が怖すぎる!助けて〜!!兄はそんな父を信じずに逃げ出したいけど、弟がガッツリ信じまくってるから置いてはいけず、でも田舎町で頼りもいない…という逃げ場の無さ!ひぃ〜!

 

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この突然降りかかった不幸と嫌さだけでかなりお腹いっぱいにしてくれながら、さらにオチにもツイストが何個も用意されていて最後まで全くテンションを落とさずに突き抜ける展開はかなりお見事でした。主演のマシュー・マコノヒーも「インターステラー」とかと比べると若い!実にオススメです

 

【予告】