映画感想 - her/世界でひとつの彼女(2013)
★★★★★
【あらすじ】
冴えないおじさん「は~奥さんと離婚協議中でヤンヤンしてるうちに、家のPCを新しくしたらめちゃめちゃ優秀で独自に学習して、ユーモアたっぷりに話しかけてくれるし、元気づけてくれるし、声も女の人に設定したからめちゃくちゃセクシーだしで、ああ・・・めっちゃ好き~!」ってなってOSに恋する話
【感想】
めっちゃ最高~!これまず世界観が良いですね。近未来で今よりPC端末が進化してて、耳に小さいイヤホンを入れて、OSとの会話ベースでメールをチェックしたりするっていう設定も今まで見たことないんだけど全く違和感なくスッと入ってくるし、その中で出会う新しいOSのAIがもうやって欲しいこと何でもやってくれるし、落ち込んでたら元気づけてくれるし、声もめちゃ最高で惹かれていかざるを得ない状況。一方、リアルの人とのコミュニケーションは全然うまくいかないっていうので最先端技術での「俺の嫁、恥ずかしがり屋につき画面から出てこないであります(核爆)」が表現されてたな~~。ただやっぱりOSとの恋だからもちろんうまくいかないこともあるし、絶対に成就しないじゃないですか。その辺りの切なさが幻想的な都会の景色とあいまって、クゥゥゥウ~~~~ン!!!ってなりました。よく分かりませんよね。
ほらこのOSと会話してる時の楽しそうな顔みてください。表面的には主役のホアキン・フェニックスがほぼ一人で演技してるんですけど、声でしか出てこないスカーレット・ヨハンソンも、マジで隣にいるかのような妄想に浸れる画作りが徹底されてたですね。妄想が捗るわ~。は~良かった良かった。