にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - バイバスト(2018)

f:id:chicchi0411:20190122180504j:plain

バイバスト

★★★☆☆

 

【あらすじ】

フィリピン。麻薬組織のアジトがあるスラム街へ乗り込んだ特殊部隊だったが、作戦は失敗。撤退しようにも迷路のようなスラム街からの脱出は困難を極めた。さらに麻薬組織のギャングに加え、虐げられていた現地住民も不満を爆発させて暴徒と化す!四方八方から敵!敵!敵!銃弾の雨!鉈の洗礼!火炎瓶!!助けてくれ〜!な話

 

f:id:chicchi0411:20190122180542j:plain

 

【感想】

フィリピンの荒けずりなバイオレンスアクション。一切休まる暇もなくバトルが繰り広げられる展開に加え、ギャングはともかく女こどもにジジイやオカマまで暴徒と化して上から下から襲いかかってくる三つ巴の抗争が凄い!誰が味方かすらも分からない混沌の中心で対抗する特殊部隊も窮地に追い込まれ、パラソルでなぎ払う、ホースで首を絞める、洗面器で叩く、電流を流すなどなど、その場にあるものでドンチャン騒ぎを繰り広げる!で、「そろそろ長回しも欲しい…」と思ってたところでしっかりそのニーズに応えて屋根に登ったり降りたり殴り合いの長回しをやってくれるのも良い!とにかくインパクト大!

 

f:id:chicchi0411:20190122180554j:plain

 

ただ、逃れられないやばいバトルに入るまで割と長い(30分は削れる!)のと、ちょっと格闘がモサっとしてる、音響がやや不安定、メインキャラ以外かなり印象が薄いなど、粗いところは結構ありますがパワフルさはかなりのものでしたし、スラム街の住みたくなさの描写も未知の世界で良かったですよ。あんなとこ絶対住みたくね〜。純粋な格闘だけ見れば「シャドー・オブ・ナイト」や「ザ・レイド」の方がクオリティは高いですが、フィリピンのスラム街のヤバさ、警察と麻薬組織の間にある闇など、トータルでみればこっちはこっちも面白いと思いました!

 

【予告】

映画感想 - ANON(2018)

f:id:chicchi0411:20190109175741j:plain

ANON

★★★☆☆

 

【あらすじ】

人々の視覚情報が全て記録・共有され、人の顔を見るだけで個人情報がARで浮かび上がる近未来。フリーランド刑事はとある殺人犯を追っていたが、そいつは視覚情報をハッキングして証拠が残らないように犯行に及んでおり特定は難航。そんななか捜査線にあがったのは、どんな記録媒体にも情報が無い謎の女「アノン」だった…な話

 

f:id:chicchi0411:20190109175916g:plain

 

【感想】

ここ数年の映画館初めはほぼ「未体験ゾーンの映画たち」。静かで冷たいディストピア感漂う雰囲気が心地よく、登場人物もほぼ感情を露わにしない落ち着いた空気で進むSFサスペンス。現実でもAR技術の進歩は凄まじく、いずれこんな世になりそうではあるな…と思いつつ、視覚をハッキングされてエレベーターが来たと思ったら来てなくて落ちそうになる!とか、車が来てないので渡ろうとしたら思いっきり車がいてぶつかる〜!みたいな攻撃をされて何が現実で何がバーチャルなのか分からなくなってしまうのはかなり気が狂いそうでしたね

 

f:id:chicchi0411:20190109175934g:plain

 

正直いうと、そんな近未来設定を差し引くと割と普通のサスペンスだったかな〜っていうのと、割と淡々と地味〜〜に進みすぎて序盤の方でかなり眠気が来てしまい、そのままテンションも一定だったのでストーリーにそこまで没頭できず…って感じでした。すみません。犯人の意外性や動機もそこまで衝撃的ではなかったような。うーん、まさに未体験ゾーン枠って感じでしたね。アノン役のアマンダ・セイフライドさんはかなり可愛かったです

 

【予告】

※日本のNETFLIXには無いです

映画感想 - 鑑定士と顔のない依頼人(2013)

f:id:chicchi0411:20190109174350j:plain

鑑定士と顔のない依頼人

★★★★☆

 

【あらすじ】

凄腕鑑定士ヴァージルは、クレアという令嬢から自宅にある数々の美術品を競売にかけて欲しいという依頼を受ける。しかし彼女は人に会うのが苦手な「広場恐怖症」というわけのわからん奇病を患っており、ヴァージルとの会話も電話や扉越しに行われていた。やがてヴァージルはクレアのその姿に興味を持つが…な話

 

f:id:chicchi0411:20190109174447g:plain

 

【感想】

孤独を愛するジジイが孤独にならざるを得ない美女と「鑑定士と依頼人」という関係性で交流を深めるうちに、お互いのことを想いあっていく…というなかなか渋めのストーリー。鑑定、競売、査定などの様子がマジの未体験ゾーンかつ、ヴァージルの自宅に飾られた数々の美術品などからも分かる通り財力がえげつなく、まさに地球と月ほどの遠く離れたセレブリティな世界の話で面白かったな〜

 

f:id:chicchi0411:20190109174501g:plain

 

ヴァージルに依頼するクレア、これがまためちゃめちゃ美人なのにゲボのカスみたいなメンヘラで感情の起伏が激しく最高にむかつくんだけど、そこにめげずに知り合い機械職人ロバート(イケたメン)の恋の手ほどきを経てジジイの初恋愛へ発展していく初々しい展開はもの凄くテンポが良くて見やすかったですね。登場人物がみんな個性的で惹きつけられていきました。良かったよ、ラスト20分までは…

 

f:id:chicchi0411:20190109174521g:plain

 

ただ、ラスト20分。おい!なんだ?なんだこの展開は!!ふざけるんじゃない!!!それまで幼稚園児のじゃれ合うパンチのような静かな流れだったのに、いきなりオカダ・カズチカツームストンパイルドライバーからレインメーカー3連発食らったかのようにボコボコにされたんだが!?!?何なんだよ!!いくら何でもあんまり過ぎるだろ!!こんなことあります??本当に泣きたくなりました。何?何なんだ???ただの少しも予想してなかったので余計に最悪な気分になりました。ひどいよ…。ただこの胸糞展開、今まで見たことのないパターンで新鮮ではあった。うーん、これだから映画ってやめられねえんだよな…体験してみたい方は是非!

 

【予告】

割と興を削ぐ構成なので見ない方がいいかも

映画感想 - 15時17分、パリ行き(2018)

f:id:chicchi0411:20190109173416j:plain

15時17分、パリ行き

★★★☆☆

 

【あらすじ】

アレク、スペンサー、アンソニーの三人組はパリ行きの弾丸超特急に乗り込んだのだが、その車内で銃をめちゃめちゃ持ち込んだヤバいテロリストが乱入する!やべ〜!全員死ぬ〜!と思いきや、先ほどの三人が危険を察知し勇気を振り絞って脅威に立ち向かう〜!という実際にあった事件を、当事者本人が演じる〜!

 

f:id:chicchi0411:20190109173545j:plain

 

【感想】

これ、実際の事件ということでもし俺がこういう状況に陥ったら…とシミュレートしながら見てたんですが、何もすることなくAK47で蜂の巣にされて簡単に即死してました。そんな中突然降りかかった恐怖に対して機転を利かせ、適切な行動をとり、悪を退治したこの三人(特に柔術で締め上げたスペンサー)は英雄としか言いようがないですね…。ここでもフレディ・マーキュリーの父の名言「善き考え、善き言動、善き行動を」が当てはまりましたね。万能だなこの言葉

 

f:id:chicchi0411:20190109173608j:plain

 

と言いつつ、当の事件の描写はラスト20分でチョコチョコっとやって、しかも未然に防ぐから派手なアクションも無い…さらに半分は男二人のイタリア旅行パート(何一つフリとして活かされない)という、映画としては少し盛り上がりに欠ける構成ではあったかな。まあでも実話ってこんなもんだし、平和であるが故にいきなり降りかかる恐怖は本当にコワすぎとしか言いようがなかったです。ちなみに、途中にイタリアで出会ったリサという女の子、めちゃめちゃ可愛かったんですが…。連絡先教えて…?

 

【予告】

映画感想 - ブラックミラー:バンダースナッチ(2018)

f:id:chicchi0411:20190109101416j:plain

ブラックミラー:バンダースナッチ

★★★★★

 

【あらすじ】

作家デイヴィスの小説「バンダースナッチ」はゲームブックのように読み手が展開を選択できる革新的な小説だった。そんな傑作をビデオゲームでも再現しようと開発を進めるステファンだったが、次第に「自分が誰かに操られている」という錯覚を見始め、現実と妄想の区別も曖昧になってくる…果たしてゲームは完成するのか?な話

 

f:id:chicchi0411:20190109101607g:plain

 

【感想】

超傑作短編ネトフリドラマシリーズ「ブラックミラー」が年末に放ったとんでもない爆弾。例えば「ゲーム開発を会社のチームとともに進める」or「自宅で一人で開発をする」みたいな感じで視聴中に登場人物の行動を見ている人(俺)が選択でき、そこから無数に展開が枝分かれしていくインタラクティブムービー。未来かい!!!!!この「自分が登場人物の行く末を選択できる」「登場人物を操る」という軸が題材となるストーリーと完全に100%マッチしてて、さらにブラックミラー特有の後味の悪さや気味の悪さも健在で、本当にとんでもないものを見た…という印象でした。今すぐ見た方が…いや、「プレイ」した方がいいですよ

 

f:id:chicchi0411:20190109101657g:plain

 

話の中で都度選択を迫られながら、ローディングは無く完全にシームレスで進んでいくのはかなり快適でストーリーに没頭できるし、しょうもないENDになってしまっても直前からやり直せてテンポ良くそこまで話が振り返られる親切設計。話の展開によっては格闘が繰り広げられたり、カットが入ってスタッフが出てきたり、「Netflixでお前をコントロールしてる」と視聴者がステファンに語りかけられたりとメタな展開もかなり楽しい。トゥルーエンドになってもさらにネタをかぶせてきたりと、本当に最後まで楽しめる…

 

f:id:chicchi0411:20190109101719g:plain

 

ああ〜もういい!未見の人は今すぐ見るべきだし、未加入者もこれのために入会した方がいい!未来だから!

 

【予告】

 

【ブラックミラー関連】

ドラマの方も神回がありすぎるので、オススメで打線を組んだ記事

映画感想 - スタンド・バイ・ミー(1986)

f:id:chicchi0411:20181231144919j:plain

スタンド・バイ・ミー

★★★★★

 

【あらすじ】

町のはずれに死体があるという噂を聞きつけた4人の少年が探しに行く話

 

f:id:chicchi0411:20181231145335g:plain

 

【感想】

誰もが聞いたことのある色褪せない青春系映画の金字塔として今でも愛されてますけど、死体を探して有名になりたい四人の少年のキラキラしたロードムービーなのかな〜と思ってたら「優等生の兄が死んで自分に関心が全くなくなった家族」「戦争を生き抜いて頭がおかしくなった退役軍人の父に耳を焼かれる」など、子どもたち皆が闇を抱えていたり、死生観や現実の無常観や皮肉などが意外にも含まれていて驚きましたね…

 

f:id:chicchi0411:20181231145442g:plain

 

これから起こる残酷すぎる現実を前に何も知らない子ども達が旅の途中で他愛もないことで笑い、泣き、恐れ、怒り、現実に気づき始める…そんな全ての感情が詰まったこの二日間の旅が32年経った今でも人々の記憶に残ってる意味が分かった気がしました。ま〜こんなこと今更さんざん語り尽くされてるので俺からは「良かった」と一言で締めさせていただきます。良すぎ!!リバー・フェニックス、天才子役!!

 

余談だけど、今年は後半にFilmarksに気合いを入れまくって更新してめちゃめちゃ映画見てレビューを書きまくってたら人気ユーザーのコーナーに載ることができて嬉しかった。更新速度はそちらの方が早いので、そちらもフォローしてみてください

 

映画感想 - アース・トゥ・エコー(2014)

f:id:chicchi0411:20181231144316j:plain

アース・トゥ・エコー

★★★☆☆

 

【あらすじ】

タック、アレックス、マンチのズッコケ三人組が住む街は高速道路建設のため立ち退きを命じられていた。そんな中スマホから地図らしき謎の信号をキャッチしたことをキッカケに離れ離れになる前夜に30km離れた砂漠へ自転車で冒険に出る。そこで遭遇したのは、宇宙船が壊れて彷徨っていたちっちゃいロボ型宇宙人だった!な話

 

f:id:chicchi0411:20181231144424g:plain

 

小学生三人がビデオ片手にロボ系宇宙人「エコー」と出会う一夜のSF冒険POV。青春〜!!ジュブナイル〜!!子供たち〜!話は何も意外なことは起こらないけど、親友だからこそ素直になれずの喧嘩、クラスメイトの女子登場、何かを隠す大人たち、本当に高速道路建設なのか?という陰謀などなど、基本をしっかり抑えておりお子様でも安心して見れる完成度でした

 

f:id:chicchi0411:20181231144442g:plain

 

どちらかといえば宇宙人エコーは主役ではなく、エコーを通してこの三人の絆と友情が今まで以上に最強に固まってくというのが主題。そういう話でつまらなかったことはない(はず)。エコーもふくろうみたいでかわいいし。CGもなかなか気合いが入ってて、ジョジョ4部でハイウェイスターの攻撃から逃れるために仗助が乗ってたバイクを一旦解体してまた直すあれにソックリなシーンがあってなかなかテンションは上がりました。終盤に登場するエコーのでっけえ宇宙船も夢があって圧巻!

 

f:id:chicchi0411:20181231144501g:plain

 

あと、POVは自然な演技が命ですが、子供たちは喜怒哀楽の表現がなかなか豊かで頑張ってましたね。子どもが主役のPOVって「ヴィジット」以来かも。ただ欲を言えば、POVは出来るだけ記録映像としての体裁であって欲しい…という思いがあり、途中で差し込まれるいい感じのBGMは無くてもいいんだよな〜と少し思いました。でも総じて子どもの冒険にハズレなし!

 

【予告】

映画感想 - ヒドゥン・フェイス(2011)

f:id:chicchi0411:20181231142828j:plain

ヒドゥン・フェイス

★★★★☆

 

【あらすじ】

スペインからコロンビアに移住したイケメン指揮者アドリアンと恋人ベレンだったが、女癖の悪さを疑ったベレンは突如失踪。そんなつもりはマジで無かったので悲しみに暮れるアドリアンだったが、新たな恋人ファビアナをいきなり作って家に住まわせた。しかしファビアナは家の中で奇妙な現象に悩まされる…一体何〜!?な話

 

f:id:chicchi0411:20181231143259j:plain

 

【感想】

スペインのミステリー「ロスト・ボディ」を見たときにこちらもオススメされたので、すぐ見る課の係長としてすぐ見ました。う〜ん、これもまた良い…スペイン映画は面白いな〜!ロストボディ、インビジブルゲストとはまた毛色の違うサスペンスで、「運命じゃない人」を彷彿とさせる視点の切り替えギミックが楽しい一品でしたね!

 

f:id:chicchi0411:20181231143325g:plain

 

全員そこまでの悪者ではないのに全て状況を理解している我々見る側からすると全員がマヌケに見えてしまう展開はちょっとバランスを崩すとつまらなくなりそうなものの、うまく綱渡りをして男と女の悲しきすれ違いサスペンスとしてしっかり成立しておりました。これもまた予備知識やあらすじなど入れずに見た方が面白く見れそうですね。スペイン映画そういうのばっかだな!今見るとこの日本版ジャケも割とストーリーの根幹を描いてしまってるわ…未見の人はあんまり拡大して見ないほうがいいと思います

 

f:id:chicchi0411:20181231143351g:plain

 

中心人物となる女性のベレンとファビアナの二人、どちらも可愛い上におとぼけが効いてる良いキャラでしたね(個人的にはファビアナの方が好きな顔面)。二人の唯一の会話シーンもここだけ日本のコントみたいになってクスッとさせてくれるし。さらにファビアナさんはめちゃめちゃ風呂に入って全裸を惜しげもなく見せてくれるのも最高でした。ただ、そば屋でざるそば(大盛)食ってる時にいきなりおっぱいを出すのはやめていただきたかったですね…こんな私でもさすがに人目は気になりますから…

 

【予告】

この予告はかなり良く出来てる

映画感想 - カイジ 動物世界(2018)

f:id:chicchi0411:20181227175702j:plain

カイジ 動物世界

★★★★★

 

【あらすじ】

中国版カイジ、限定ジャンケン編

 

f:id:chicchi0411:20181227175807j:plain

 

【感想】

ネトフリにあって、なんとなーく食わず嫌いでスルーしてた(2時間10分あるし)んだけど、めちゃめちゃめちゃめちゃおもろいやないか!!配信されてから今までの見なかった間の時間、完全に損!!!大まかな展開は原作に忠実で、バランス理論、パー・グー買い占め、船井の鬼畜策略など交えながらも設定や演出に大胆さと豪胆さが加わって沸点100兆℃の爆熱量で見れました!原作レイプ?とんでもない!!

 

f:id:chicchi0411:20181227175839j:plain

 

こちらのカイジは貧乏かつ病気の母親を介護しつつ幼馴染の看護師(めちゃ地味な顔がかわいい)もいて桐谷健太似のイケたメンななか友達に騙されて借金を背負いディスティニー号に乗るはめになったけど、知性の底に眠る荒ぶる本性が目覚めると武闘派ピエロが憑依して超絶クールな殺陣を(想像の中で)かましたり、敵対する人間のどす黒い部分が肥大化するとクリーチャーに変化して見えるギミックがカッコ良かった!話が知略ゲームでどうしても地味になりがちなところを圧倒的イマジネーションで補完する映像マジックのクオリティが異常に高くて素晴らしかった!持て余しそうなマイケル・ダグラスもこの世界観にピッタリとハマってたな〜

 

f:id:chicchi0411:20181227175821g:plain

 

さらに時が止まった船内を汗の一粒まで拡大〜船の全景が見えるほどに縦横無尽に動き回る大胆なカメラワークのオープニングや、いわゆる「ぐにゃ…」とねじ曲がるあの絶望感の映像表現、さらにまるまるカットしても全く話に影響が無いのにそんじょそこらの映画とは格が違う世界一無駄なカーチェイスなど、とにかく凄まじいシーンの連続に良い意味で心が「ざわ…ざわ…」と騒ぎましたよね…。原作の究極的面白さ+センスが光る激烈ド派手演出が合わさった漫画映画化の大成功例ではないでしょうか?オススメです!日本も頑張れ!

 

【予告】

映画感想 - クリスマス・クロニクル(2018)

f:id:chicchi0411:20181227174944j:plain

クリスマス・クロニクル

★★★★☆

 

【あらすじ】

サンタの存在を信じる妹とやさぐれた兄がクリスマスイブに正真正銘のサンタクロースに出会う!しかしその偶然の出会いが引き金となりソリを壊しトナカイとはぐれプレゼント袋を無くしてしまった。夜が明けるまでに配り終えないと人類全員やさぐれてしまう!果たしてサンタは兄妹の力を借りてプレゼントを配りきれるのか?な話

 

f:id:chicchi0411:20181227175057g:plain

 

クリスマスイブに見ました。自宅で。一人で。時折暗いシーンで画面に反射した私の見すぼらしい顔面と目が合って切なくなりましたが、どこまでもクリスマスシーズンにぴったりのファンタジックな家族向け映画でしたね!子供に見せたい。いないけど

 

f:id:chicchi0411:20181227175115g:plain

 

カート・ラッセルのやや豪快なサンタのキャラが革新的で素晴らしかったし、「全ての人間の名前とあげたプレゼントを記憶してる」「プレゼント袋の中には無限の空間が広がってる」「クリスマススピリットを満たすことで世界から争いを無くしてる」など、様々な分かりやすく楽しい設定に夢が広がった…。サンタに偶然的に協力することになった妹はビデオカメラ片手に100%信じる姿が純粋でかわいく、兄は信じることをやめたと言いつつ本当は少し希望を捨ててなかったり、どちらも可愛げのある奴だった。兄役のジュダ・ルイスは「ザ・ベビーシッター」に出てた時から「こいつは売れる」と思ってたので、ここからさらに大活躍して欲しいですね。

 

f:id:chicchi0411:20181227175148g:plain

 

オープニングに毎年恒例で撮ってる家族のクリスマスホームビデオが泣けるし、そのビデオを活かして時折POVになるのも楽しかった!いや〜まさに今日見るべき良き映画。大人たちがサンタクロースに純粋に向き合うと、こんな素晴らしいものが作れるんですね…心が洗われました。敬具

 

【予告】