にっきにっき

映画の感想ばかり書いているスーパーミラクルブログです。あなたのスターをお待ちしております

映画感想 - サマー・オブ・84(2017)

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サマー・オブ・84

★★★★★

 

【あらすじ】

郊外の町イプスウィッチ近辺では、近頃少年の失踪&殺人事件が相次いで発生していた。少年デイビーはこの一連の事件は隣人の警察官マッキーによるものではないのか?という疑惑を持つ。不良のイーツ、デブのウッディ、ガリ勉のファラディの分かりやすい親友3人とともに、デイビーの推理に基づいた独自の調査を開始する。果たして勤勉なマッキーは殺人鬼なのか…?な話

 

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【感想】

80年代の田舎町を舞台に、4人の少年達がひと夏の冒険に乗り出すというジュブナイルミステリースリラー。軽いあらすじを知って「これはおもろそう」と察して以来予告や追加情報はほぼ入れてなかったんですが、そのお察しの通り、やっぱりおもろい!!!最高!!!80年代といえば「ストレンジャー・シングス」やリメイク版「IT」などなど、さいきんよく目にしますが、やはり80年代にハズレが無い…

 

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「連続殺人鬼も、誰かの隣人だ」というモノローグに始まり、80年代丸出しの電子音BGMを背に80年代の自転車にまたがって駆けるオープニングの時点で「良すぎ」ってなりつつ、そこからキャラクターが分かりやすすぎる少年探偵団の好奇心あふれる推理パートはもう「こんな感じで親友達と冒険したかった!!」と思わせてくれる良さに満ち溢れています。全てがアナログ!足で稼ぐ地道な調査!トランシーバーの通信!不便だからこそ話が面白くなる80年代は間違いなし!マッキーの疑惑を調査する以外にも、デイビーのベビーシッターであるニッキーとの淡い恋あり、つらい事があったら遠慮なく泊まりあったりする男同士の友情あり、思春期真っ盛りの下ネタトークありなど、まさに青春…!!と言った趣でしたね

 

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ストーリーとしては順当な感じで進みながらも、「こんなことアリ!?」と容赦なし&斬新にトラウマを植え付けてくるようなショッキングな展開もあって鑑賞後感も抜群。さすが「ターボキッド」を作り出した映像集団が携わってるだけはありますね。さらに配役もイーツを演じたジュダ・ルイス(2年前から「こいつは売れる」と目をつけていた)をはじめ、80年代の舞台に全く違和感の無いパーフェクトな人選です。夏に見るべき良作!!

 

【予告】

映画感想 - モンスター・フェスティバル(2018)

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モンスター・フェスティバル

★★★★☆

 

【あらすじ】

ホラー映画の祭典「ブラッドフェス」がやって来る!ピエロゾーン、ゾンビゾーン等、広大な敷地で恐怖を楽しむフェスで、ホラー映画オタク、しっかり者の女、太っちょゲーマー童貞が参加するのだが、主催者が狂人で会場を閉め切って本物の殺人鬼が投入され、大殺戮が始まってしまった!やばい!ホラー映画の知識を総動員して、この地獄のフェスから生き残れ!な話

 

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【感想】

ホラー映画の祭典にマジのモンスターが投入されて大パニックになって、ホラー映画の知識を使って生き抜くというスプラッターコメディで、このプロットはやはり「ゾンビランド」や「キャビン」が思い出されますね。でもこっちもかなりハチャメチャでおもろい!ブタの仮面を被ったチェンソーの殺人鬼、ゾンビ、ピエロ、女吸血鬼、貞子、悪魔シスター、SAWのデスゲーム、そしてオリジナルの殺人鬼「樹木医」などなど、ホラー映画を彩ってきた様々なモンスターがスマブラみたいに暴れ回る展開はまさにホラーの祭典って感じで最高!勢いと血しぶきで細かいことを全て吹き飛ばす豪胆の脚本も見てて潔くて気持ちいい!と思いきやけっこう活躍した人でもホラー映画の掟を破ると死んでしまう裏切りもあって、最後まで楽しめたな〜。コメディ&スプラッター、王道&裏切りのバランス感覚も心地よい!

 

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パニック後に最初の3人と行動を共にするキャラも個性的で、出演を勝ち取るために監督と寝た金髪ビッチ、主人公が一番リスペクトするホラー映画で殺人鬼を務めたのに何よりもホラー嫌いな俳優、そして何故か「塔の上のラプンツェル」でフリンの声をやったザッカリー・リーヴァイ本人と、分かりやすくてクセも強く、場をかき乱してくれる!しかもデブのオタクはトムホ版スパイダーマンの親友ネッド役の人(ジェイコブ・バタロン)で、スパイダーマンの時と全く同じ立ち位置と性格なのも安定してて最高。重宝しすぎ!そして良いヤツ!

 

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パニックを通してかつてホラー映画みたいなシチュエーションで母を亡くした主人公が強く成長してくのも最後まで分かりやすいし、過去にお母さんが言った「(ホラー映画が好きなのは)いけないことだから」っていう答えも良さがある…。そんな感じでホラーとコメディの全てを詰め込んでくれているのでオススメです。こういうエリア分けして様々なジャンルのホラーが楽しめるフェスは絶対に楽しいだろうから誰か主催して欲しい

 

【予告】

映画感想 - ガール・イン・ザ・ミラー(2019)

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ガール・イン・ザ・ミラー

★★★★☆

 

【あらすじ】

出来損ないと親に蔑まれ学校でもいじめられる孤独な少女マリアは、ある日鏡の中にいる自分自身に語りかけられる。最初は恐れおののいたが、やがてアイラムと名乗るその少女が自分のことを理解してくれる唯一の人物として交流を深めていく。アイラムの後押しでプロムに参加するなど暗い自分に別れを告げようとするが、次第にマリアの中の何かが変わっていく…な話

 

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【感想】

鏡の中の自分に語りかけられて自分の中の何かが変わり始めるという割とベタな題材のスリラー。鏡の中のいわゆるもう一人の自分のルーツは開始1秒ぐらいである程度お察しできるくらいにヒントを出してくれるので、ストーリーとしてはまあ普通の☆3くらいな感じってのは正直なところです。ちょっと投げっぱなしなところはあったけど分かりやすさを追求して静かに展開していきながらも、退屈になることは無く最後まで満足感を持って見れます。その理由は、マリアとアイラムを演じたインディア・アイズリーさんにあるかもしれません

 

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この、主演の、インディア・アイズリーさん…、あの〜、恥をしのんで叫びますが、ほんと〜〜〜に可愛すぎる!!!!!奇跡!!!サラリと伸びた美しい髪、整ったご尊顔、華奢な体を包む制服(雪が残る地方だからマフラーを巻いてて、後ろの髪がぼわっと膨らんでるのも良い)、たまにタバコやおっぱいといった体も張りつつ、マリアとアイラムの性格の違う二役の演じ分け!かぁ〜!多彩!!最高!スクリーンに映るたびに「かわいい…」としみじみ思いながら見てしまいました。マジで。だからこんなに可愛くて家も裕福な子が学校でいじめられるなんて道理は全くあり得なさすぎるなってのはあったんですが、それすらも可愛さで超越していくほどに可愛かったです。そんなマリアが皆が見てる前で散々な目にあうシーンは本当に加害者をぶち殺してやりたくなるほど感情が高まってしまいましたね…そんな感じでこの美しさを見るために見に行く価値は十分にあると思います

 

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でもインディアさんのInstagram、終わった後で即フォローしてみたらインスタ業界で見ると「まあ、これくらいの美貌だったらごろごろいるな」と霞んでしまってました。何故…。真の美はInstagramでは測れないということか…

 

【予告】

映画感想 - 生き人形マリア(2014)

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生き人形マリア

★★★☆☆

 

【あらすじ】

遠足に向かう途中のバスが橋から転落してしまい、最愛の娘を亡くしてしまったフェイス、ステラ、フリオの3人。絶望に打ちひしがれているところに謎の精神科医が3人のもとに訪れ、「悲しみを癒します」と娘にソックリ(という設定)の等身大の人形が贈られた。初めは否定しつつも徐々に受け入れる3人だったが、やがて勝手に動き出す!助けてくれ〜!な話

 

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【感想】

世にも珍しいフィリピンのホラー。チープさはかなり目立つものの、一生懸命がんばって作り込んだ雰囲気がほんのりと我々の心を暖かくしてくれる異色のホラーです。人形系でいえば「アナベル」やら「ザ・ボーイ 〜人形少年の館〜」などあったり、ネトフリにもインドネシア産の人形ホラーがたくさんありますね(見てない)。あと近年ではチャイルドプレイもか

 

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ホラーとして一番成功してるアナベルシリーズの掟として、「アナベル自身が動く描写を入れない」というのがあるそうです。そうした方が気づいたら動いてる!的な怖さが引き立つからね。でも今作、めっっっちゃ動く!大胆に動くときは子役に人形の仮面をかぶせて歩いたり走ったり攻撃したり。そしてその顔がやっぱり不気味過ぎる!人形と人間の境目のちょうど気持ち悪いと思ってしまう部分を突いてくる造形はなかなか記憶に焼きつかせてくれました

 

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人形が贈られる3人にもちゃんと理由があって、お手伝いさんなどからどんどんやられてって徐々に追い詰められていくんだけど、終盤の展開がもう「速すぎる!!!!」ってぐらいに怒涛に詰め込みまくってて笑ってしまいました。その頃には人形ももう人間の子どもらしすぎる動きでチョコマカ動くのも可愛いし、全体の雰囲気が「お遊戯会か?」と思ってしまうぐらいハチャメチャで、それはそれである意味で楽しかったです。映画はこういうのもあるから楽しいんだよな!ただホラー映画でよくある「まだ終わりじゃない…?」的なエンドもやってくれたんだけど、それまでの展開と起承転結から考えるとまっっったく整合性が取れてなかったのもすごかった。監督は他のスタッフから「これ変じゃないっすか?」って聞かれなかったんだろうか…?

映画感想 - フォーリング・ダウン(1993)

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フォーリング・ダウン

★★★★☆

 

【あらすじ】

工事により渋滞が発生した車の中で延々と待たされる男。周りには騒ぎ立てるスクールバス、電話で怒鳴る男、鳴り止まぬクラクション。車内には虫がまとわりつき、不快な蒸し暑さが支配する。次第にイライラが募った時、突然プツン…とキレてしまい、車を放置して出て行ってしまった。完全に狂った男は寄り付く者全てにキレまくり、暴走する!!!一体何故…!?!?な話

 

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【感想】

マイケル・ダグラスがめちゃめちゃにキレまくる話。90年代が存分に堪能できるし、大味で無茶苦茶なストーリーも愛せる良さがありました。個人商店を荒らす!不良を殴る!バーガー屋でゴネる(←このシーンが最高に面白い)!速攻で逮捕されるレベルで大暴れしてるのに完全にスルーされて突き進む!キレて暴れるごとに何故か武器もレベルアップしていって凶悪なわらしべ長者な感じで演出も派手になってくのも素晴らしい!こうして読むと一見コメディだけど、マイケル・ダグラスが放つギラついた「ホンマモンの狂人の目」のおかげでスリラー&パニック度合いも高まって凄まじかったな〜

 

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と思いきや中盤から少しずつ狂っていった背景が明かされていって、そのバランス感覚も興味深く、マイケル・ダグラスに不思議と共感してしまう点もあるのもグッドポイント。キレたって何も良い事なんかない、という割と当たり前の教訓を再認識しましたね。twitterで馴れ馴れしくタメ口でリプライしてくる奴に対してもイラつかずにそっとミュートできるぐらい成長しなければ…

映画感想 - ビジョン(2015)

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ビジョン

★★★★★

 

【あらすじ】

映画好きのヴィジェイは、街の皆から好かれ家族を大切にする勤勉で好感度が爆高な男。ある日、妻と娘が下痢バカ人間に弱みを握られ脅されてしまうが、娘がその男を正当防衛的にぶち殺してしまう。家族の幸せを守ることを第一に考えるヴィジェイは、その死体を埋め、車を処分し、完璧なアリバイを構築する。しかし殺した男の母親は警察長官だった…!果たしてどうなる?な話

 

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【感想】

ネトフリにあるインド映画。歌無し、踊り無し、笑い無し、マジのサスペンス。オススメされてたので見てみますか…と思ったら2時間40分もあって、「長(ちょう)!!」て叫んで以来なかなか踏み込めなかったんですが、意を決して飛び込んだらめちゃめちゃおもろい!2時間40分もあったか??すごい!!となりました。いや〜満足満足!

 

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殺してもいいほどの外道とはいえ人を殺してしまった家族を守るために奮闘するヴィジェイの計略がめちゃめちゃ用意周到で計画的で、綱渡りの危険性はありつつも警察をどんどん出し抜いて行く様はかなりスカっとしましたね。タイトルにもなってる「ビジョン(視覚)」を利用したトリックも見てるこっちですら「あら?辻褄合わなくね?」とミスリードさせてしまう推理パートは実に痛快!!ここまで加害者に肩入れしてしまうのは久々だったな〜。テンポも良く緊張感が途切れず、最後までヴィジェイ家族ガンバレ〜!!と2時間40分応援し続けてしまいました

 

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日本だったら多分バレそうな気がするけど、インドというお国柄やらヴィジェイ家に感情移入しまくるあまり細かいところは気になりませんで、それでいてかなりおもろいのでオススメです。中盤で流れるBGMで「♫グプタへ ダムダム ダムダムダムダム ダムダムダムダム グプタ〜へ〜」って無限ループで歌いまくるのでだんだんめちゃくちゃ面白くなってしまい、脳裏にそのメロディがかなり焼き付くのもインド〜!て感じで最高でした

映画感想 - ポラロイド(2017)

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ポラロイド

★★★★☆

 

【あらすじ】

地味で根暗な写真少女バードはアンティーク店で古いポラロイドカメラを入手する。しかしそのカメラで撮った人は順番に殺されるという謎の呪いに縛られていた!バードはそんなことを知らずに参加したアメリカのベタなホームパーティーで4人の男女を撮ってあげたが運の尽き。次第に一人、また一人と死んでしまう!果たしてこの呪いを解くことはできるのか?な話

 

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【感想】

「写真に写った人から順番に死ぬ」という超超超ベタなストーリーラインながら、個人的な思いとしてはホラー映画の定石の全てが詰まりつつそのどれもが高いクオリティでたたみかけて来てくれて、さらになかなかひねりを効かせたシナリオと、まさに「最先端のホラーの教科書」って感じでめちゃ満足しました。チャイルドプレイと同じ監督なんだけど、あれと比べると「やれば出来んじゃん!」っていう感じも良い!

 

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ビックリ音でビビらす(こういうベタなタイプのホラーはビビらせてくれていい)、闇でビビらす、光でもビビらす、タイミングでビビらす、ガッカリしないお化けのビジュアル&登場でビビらす、呪われたカメラの真相をあえてどっちか分からないようにぼやかして深みを出す、「キュィィーーーン」という無機質なポラロイドの放つ音も不気味、登場人物がみんなそこまでバカな行動をとらない、など、痒いところに手が届いて不審な点がほぼ無いのもポイント高いです!

 

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なのに何でこんなに平均点数低いんだ!お化けとの戦いだって、お化けは最強無敵ではなくちゃんと理にかなった弱点があって、それを推理して解き明かしていく理詰めの展開もすげー良くて総合的に見てこんなに面白いのにさ〜!ねえ〜!

 

【予告】

映画感想 - チャイルド・プレイ(2019)

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チャイルド・プレイ

★★★☆☆

 

【あらすじ】

カスラン社が製作したAIお手伝い人形「バディ」。Google Homeみたいに家庭内の電化製品を操作したり子供達の遊び相手になったりといった未来のオモチャなのだが、ぼっちのアンディの家にやって来たチャッキーは何か一味違う…?やがて攻撃性や暴力性が制御できなくなり、一人また一人と殺されていく!果たして親友チャッキーを止めることは出来るのか?な話

 

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【感想】

クラシックホラー「チャイルド・プレイ」のリメイク。昔のやつは確か殺人鬼が追い詰められた時に黒魔術を使って魂を人形に乗り移らせたんだっけ。そっちのオカルト設定の方が全ての制約を破ってムチャクチャ出来るからいいよね。今作は時代を反映してAIが暴走するという感じになってるけど、どーしても「そこまでAIが出来るか???」という気持ちが拭いきれなかったかな〜。ギャグ映画であることは重々理解はしていたんですが…。あとデフォルトの状態でめちゃめちゃ顔が不気味なのにそれが大衆に受け入れられて超人気になってるアンバランスさも嫌だった…。原作の方が可愛さと凶悪さの対比もすごくて印象が強いだけに、どこまでもブサイクだったな…何故こんなデザインに…?あと、アンディに危害を加えてないシンプルにめっちゃ良い人やねこちゃんは殺さないでよね…涙

 

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いったんそれは置いとくとしてこのままだと☆2か…?と思ってたんですが、隣のおばさんに「贈り物」を届けるシーンと、終盤の広い場所を舞台にした怒涛の展開は「もう知らん!無茶苦茶やったれ!!!!」という製作陣の声が聞こえてくるような覚悟を感じて、そこはアッパレだなと思って☆が1プラスされました。まさに大爆笑と大パニック!!終盤、急に人がいなくなって「90年代の映画のセットかい!!」みたいな場所に転換するのも潔さと無茶苦茶さが高まっていて笑ってしまいました。あとアンディ役の子役なんですが、泣き・必死・懇願の演技がものすごく上手で、チャッキーのせいなのに信じてもらえない焦燥感や危機感をかなり上手く表現していて、「こいつ、大物になる…」と思いました。これは一見の価値アリでしたね

 

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余談ですが、チャッキーの声、ルーク・スカイウォーカーマーク・ハミルだったんですね…スタッフロールで気付いた…何で引き受けた?

映画感想 - カメラを止めるな!スピンオフ ハリウッド大作戦!(2019)

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カメラを止めるな!スピンオフ ハリウッド大作戦!

★★★★☆

 

【あらすじ】

前作「ワンカット・オブ・ザ・デッド」から半年後、千夏はあの事件がきっかけで声を失ってしまい、ハリウッドでウェイトレスとして過ごしていた。しかしまたしてもゾンビパニックが襲いかかる!果たして千夏はワンカット長回しの中、生き延びることが出来るのか?な話

 

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【感想】

2018年最大のシンデレラ映画「カメラを止めるな!」のスピンオフっちゅーことで、構成、ギミック、伏線回収などの要素はほぼカメ止めと一緒。これを「また見れて嬉しい!」と思うか「前と一緒かい!」と思うかは人それぞれかと思いますが、もちろん個人的には前者です。むしろ「またこういうのやってください!」っていうオファーはめちゃめちゃあっただろうから、上手く作り込んでくれて良かったですね。今回は最初に撒かれる数々の違和感がどんな事情でこうなってしまったのかを推理する楽しさがあって、そこの捉え方の違い含めて最後まで楽しくみれました

 

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さらに今回は真魚ちゃんの仕事や恋に関する成長物語も見せることでキャラの深掘りも出来てたし(こんな奴とは一緒の現場にいたくはないが)、新キャラもおいしい役どころだし、おなじみの人達もしっかり爪痕残してたし、「ポン!」の大出血サービスもファンにとっては嬉しいことだらけ。1時間でキレイにまとめあげたのもお見事!でした。敬具。余談ですが、このシリーズに出演した人々が他ドラマや舞台に出演してるのを見ると、「報われて良かったね…」という気分になってかなり嬉しくなりますよね

映画感想 - ジョン・ウィック:パラベラム(2019)

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ジョン・ウィック:パラベラム

★★★★★

 

【あらすじ】

前回、殺しが厳禁とされているコンチネンタルホテル内でイタリアンマフィアのボス・サンティーノをぶち殺したジョン・ウィックは殺し屋組合から追放され多額の懸賞金をかけられた挙句、世界中の殺し屋から狙われることになってしまった。果たして「バーバヤーガ(闇の男)」と呼ばれ恐れられたジョン・ウィックに、平穏な日々は訪れるのだろうか?な話

 

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【感想】

映画を愛し、映画に愛されているので昨夜の試写会にお呼ばれしました。いつもありがとう…。単刀直入に言って、「最高の高」としか言いようがありませんでした。ワーー!最高〜!気持ちいい〜!!ジョン〜〜!!もっと殺して〜!!!こっちも殺して〜!!と大歓喜でした。いや、どう我慢してもこうなるよな!

 

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さて、「チャプター2」のマジの直後から始まる予習必須な今作は、殺し屋組合からも追放されてしまい後ろ盾が全くなく、味方はかわいい犬だけ…というさらに絶望的に追い込まれた状況からのスタート。それなのにやっぱりめちゃめちゃ強い!!前作を上回るやばい銃撃戦にナイフや様々な道具を駆使した肉弾戦(場内で笑いが起きるぐらい強い!)、さらに過去シリーズにはなかった新しい要素を数々加えた圧倒的なアクションと大殺戮は見ていて本当にアガらざるを得ないクオリティ!「こういうの見たかった!」と言いたくなるような熱い展開もあって、胸がいっぱいでしたね…うっうっ…

 

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前作は割と格闘がもっさりしてた印象があったけど、ここに来てめちゃめちゃキレキレになってたのも嬉しい!54歳のキアヌ!!そんなジョン・ウィックに対して、インドネシア格闘映画「ザ・レイド」で最後に戦っためちゃくちゃ強い猿みたいなおっさん(ヤヤン・ルヒアン)と「ザ・レイド2」で最後にラマが厨房で戦っためちゃくちゃ強いおっさん(セセプ・アリフ・ラーマン)がタッグで襲いかかってくるのも熱すぎる!!こんなドリームタッグあります!?大出世でしょ!!あ、これで興奮してるの俺だけですかね…。まあそれはさておき、さらにパワーアップしたこのシリーズ、マジで必見です。Netflixに過去2作あるからシッカリ予習してから見ようね!!

 

【予告】